ISOの不適合・原因分析・是正処置・効果確認を一元管理し、品質改善のPDCAを定着させる

製造現場や各部門で発生した品質インシデント、不具合、手順逸脱、監査指摘などを登録し、不適合の判定、暫定処置、原因分析、是正処置、効果確認までを一つの案件として管理する活用方法です。現場担当者がパソコン、タブレット、スマートフォンから入力しやすい受付フォームを用意することで、記入項目の多いExcel報告書が後回しになる状況を見直します。品質管理部門は未対応案件や期限、原因、発生工程、是正処置の進捗を一覧や集計で確認し、類似する不適合の再発防止と継続的な品質改善につなげます。

この活用例の要点

品質インシデントの受付から、不適合判定、暫定処置、原因分析、是正処置、効果確認までを一元管理し、品質改善のPDCAを継続的に運用します。

利用シーン
品質インシデント管理、不適合管理、監査指摘管理、暫定処置管理、原因分析、是正処置管理、効果確認、再発防止、ISO品質マネジメント
主な機能
パソコン・スマートフォン・タブレット入力、製品・工程・設備情報との関連データ管理、写真・添付ファイル管理、ステータス管理、担当者・対応期限管理、一覧・検索・絞り込み、集計・グラフ、アクセス制限、承認結果・確認履歴の管理、項目の追加・変更、データ出力

導入前と、@pocketでの改善イメージ

導入前の課題

  • 品質インシデントや不具合が発生しても、記入項目の多いExcel報告書を開いて入力する必要があり、現場からの報告が後回しになっている
  • 製造現場からの連絡が電話、メール、口頭で行われ、不適合として正式に登録されないまま個別対応で終わる案件がある
  • 不適合報告書、原因分析資料、是正処置報告書、写真、関連文書が別々のExcelや共有フォルダに保存され、案件全体の経緯を追いにくい
  • 受付、内容確認、不適合判定、暫定処置、原因分析、是正処置、効果確認の進捗を把握するため、品質管理担当者が各部門へ個別に確認している
  • 是正処置の担当者や期限がメール本文や会議資料に記載され、未対応、期限超過、効果確認待ちの案件を一覧で把握できない
  • 不適合の発生工程、製品、設備、仕入先、原因などの表記が担当者ごとに異なり、集計前に品質管理部門が内容を整理している
  • 是正処置を実施して案件を完了しても、その後の効果確認や類似工程への水平展開が行われず、同じ原因による不適合が繰り返される
  • 内部監査やマネジメントレビューの準備時に、過去の不適合、是正処置、完了証跡を複数のファイルから集め直している

@pocketで実現すること

  • 製造担当者、検査担当者、監査担当者、各部門の責任者がパソコン、タブレット、スマートフォンから、発生日、発見部門、製品、品番、工程、設備、発生場所、事象、影響範囲、写真を登録する
  • 最初の報告では現場が入力しやすい項目に絞り、品質管理部門が内容を確認した後に、不適合区分、重要度、対象範囲、顧客影響、関連する規程や要求事項を追記する
  • 流出や影響拡大を防ぐために実施した隔離、選別、出荷停止、代替対応などの暫定処置を、実施者、実施日、対象数量、添付資料とともに案件へ記録する
  • 不適合案件ごとに、直接原因、根本原因、発生原因、流出原因、分析方法、確認した事実を登録し、原因分析に使用した資料や写真を関連付ける
  • 原因に対する是正処置として、実施内容、担当部門、担当者、対応期限、必要な承認、完了日、完了証跡を登録し、未対応、対応中、確認待ち、完了などの状況を更新する
  • 品質管理責任者が原因分析と是正処置の内容を確認し、原因に対して処置が適切か、再発防止につながる内容かを確認したうえで承認結果を記録する
  • 是正処置の実施後に、再発の有無、品質データ、監査結果、現場確認などをもとに効果確認を行い、確認日、確認者、判定、追加対応の要否を登録する
  • 同じ原因が関係する他製品、他工程、他拠点、他部門への水平展開が必要な場合は、展開先、実施内容、担当者、期限、完了状況を記録して継続的にフォローする
  • 品質管理部門が、発生工程別、製品別、原因別、不適合区分別、重要度別、担当部門別、期間別に案件を集計し、繰り返し発生している問題や重点的に改善するテーマを確認する
  • 品質会議やマネジメントレビューで、未完了案件、期限超過案件、再発案件、原因別の発生傾向、是正処置の効果確認結果を共有し、次の改善活動へつなげる
製造現場や各部門による品質インシデントの登録から、品質管理部門による不適合判定、原因分析、是正処置、効果確認までを管理する活用イメージ
品質インシデント、不適合判定、暫定処置、原因分析、是正処置、完了証跡、効果確認を一つの案件として関連付け、品質管理部門が進捗と傾向を確認します。 ※掲載画像は活用イメージであり、実際の画面とは異なります。

便利になるポイント

現場からのインシデント報告を促進

最初の登録項目を現場で把握できる内容に絞り、パソコン、タブレット、スマートフォンから入力できるようにすることで、記入負担の大きいExcel報告書が後回しになる状況を見直します。

不適合から効果確認までを一元化

受付、不適合判定、暫定処置、原因分析、是正処置、承認、効果確認を同じ案件に関連付け、複数のExcelや共有フォルダを探さずに対応経緯を確認できるようにします。

未対応案件と期限超過を見える化

担当部門、担当者、対応期限、現在の状況を一覧で確認し、原因分析が止まっている案件や、是正処置・効果確認が完了していない案件をフォローしやすくします。

原因分析と是正処置の形骸化を防止

原因、確認した事実、是正処置、完了証跡、効果確認を順に記録する運用を整え、処置を実施しただけで案件を終了せず、再発防止まで確認する品質管理につなげます。

不適合の傾向を改善テーマへ反映

製品、工程、設備、仕入先、不適合区分、原因などで案件を集計し、発生頻度の高い問題や複数部門に共通する課題を品質改善のテーマとして検討できます。

類似案件と過去の対策を活用

過去の不適合、原因、是正処置、効果確認結果を検索できるため、新しい案件が発生した際に類似事例や過去の対応内容を確認できます。

監査やマネジメントレビューの確認を支援

不適合の発生から完了までの記録と証跡を案件ごとに整理し、内部監査、外部審査、品質会議、マネジメントレビューで必要な情報を確認しやすくします。

品質改善のPDCAを継続的に運用

不適合を登録して終わるのではなく、原因分析、是正処置、効果確認、水平展開、傾向分析までを継続して管理し、次の改善活動につなげる運用を定着させます。

活用の進め方

  1. 現在使用している品質インシデント報告書、不適合報告書、是正処置報告書、原因分析資料、効果確認記録の項目と運用を整理する
  2. インシデント受付、不適合判定、暫定処置、原因分析、是正処置、効果確認、水平展開の管理単位と関連付けを設計する
  3. 製品、品番、工程、設備、発生部門、不適合区分、重要度、原因区分など、検索や集計に使用するマスターデータを用意する
  4. 現場からの初期報告は入力項目を絞り、品質管理部門が確認後に詳細情報を追記する役割分担と入力ルールを決める
  5. 未受付、調査中、暫定処置中、原因分析中、是正処置中、効果確認待ち、完了などのステータスを設定する
  6. 製造担当者、検査担当者、監査担当者、各部門責任者が、不具合や指摘を発見した時点でパソコン、タブレット、スマートフォンから登録する
  7. 品質管理部門が内容と影響範囲を確認し、不適合判定、担当部門、期限、必要な対応を設定する
  8. 担当部門が原因分析と是正処置を登録し、品質管理責任者が内容、完了証跡、効果確認結果を確認する
  9. 品質会議で未完了案件と集計結果を確認し、期限超過のフォロー、類似案件への水平展開、重点改善テーマの選定を行う
  10. 運用開始後に入力されない項目や活用されない分類を見直し、現場が登録しやすく、品質管理部門が分析しやすい構成へ改善する

活用イメージ

実際の利用場面を、イメージ図とあわせて紹介します。

製造現場の担当者がタブレットから品質インシデントの発生工程、事象、影響範囲、現場写真を登録する様子※掲載画像は活用イメージであり、実際の画面とは異なります。

品質インシデントを発見した時点で現場から登録

製造担当者や検査担当者が、発生日、製品、工程、設備、発生した事象、影響範囲、現場写真をパソコン、タブレット、スマートフォンから登録します。最初の報告項目を絞ることで、詳細なExcel報告書を完成させるまで共有されない状況を見直します。

  • 現場で把握できる情報から初期登録
  • 製品、工程、設備と事象を関連付け
  • 不具合箇所や現品の写真を同時に共有
品質管理担当者が不適合案件の原因分析、是正処置、担当者、期限、効果確認状況と原因別集計を確認する様子※掲載画像は活用イメージであり、実際の画面とは異なります。

是正処置の進捗と不適合の傾向を確認

品質管理部門が、不適合判定、暫定処置、原因分析、是正処置、効果確認の状況を確認します。未対応や期限超過の案件を担当部門へフォローし、製品、工程、原因、不適合区分別の集計から再発している問題や重点改善テーマを把握します。

  • 未対応、期限超過、効果確認待ちを把握
  • 原因と是正処置の内容を案件ごとに確認
  • 発生工程や原因別の集計を改善活動に活用

利用する機能・関連プラグイン

パソコン・スマートフォン・タブレット入力製品・工程・設備情報との関連データ管理写真・添付ファイル管理ステータス管理担当者・対応期限管理一覧・検索・絞り込み集計・グラフアクセス制限承認結果・確認履歴の管理項目の追加・変更データ出力

よくある質問

品質インシデントの受付から不適合、是正処置までを一つの案件として管理できますか?

はい、品質インシデントを起点に、不適合判定、暫定処置、原因分析、是正処置、効果確認を関連付けて管理する運用を設計できます。各段階で管理する情報や担当者が異なる場合は、データを分けて関連付ける構成も検討します。

製造現場からスマートフォンやタブレットで不具合を報告できますか?

はい、製造担当者や検査担当者がスマートフォンやタブレットから、製品、工程、発生内容、影響範囲、写真などを登録する運用ができます。現場からの報告を促すため、初期登録では必要最小限の項目に絞ることが重要です。

是正処置の担当者、期限、進捗状況を管理できますか?

はい、是正処置ごとに担当部門、担当者、対応期限、現在の状況、完了日、完了証跡を登録し、未対応や期限超過の案件を一覧で確認する運用を構築できます。自動通知や複雑なエスカレーションが必要な場合は、プラグインまたはカスタマイズの検討が必要です。

なぜなぜ分析や原因分析の結果を記録できますか?

はい、直接原因、根本原因、発生原因、流出原因、確認した事実、分析結果などを案件へ記録できます。分析手順を固定した専用画面や段階的な入力制御が必要な場合は、プラグインまたはカスタマイズの検討が必要です。

不適合を製品別、工程別、原因別に集計できますか?

はい、製品、品番、工程、設備、不適合区分、重要度、原因区分などを登録しておくことで、条件別の一覧や集計を作成できます。複雑なクロス集計や独自の品質ダッシュボードが必要な場合は、プラグインまたはカスタマイズの検討が必要です。

この活用方法を自社で実現したい方へ

業務内容を伺い、アプリ構成や必要なプラグイン、カスタマイズをご案内します。

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