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はじめに:社内データ流出リスクは“どの企業にも起こり得る”
ビジネスのデジタル化が進み、さまざまな業務がクラウド上で完結するようになった現在、企業の情報セキュリティを取り巻く環境は急速に変化しています。特に「社内情報の持ち出し」という問題は、かつてのように大企業やIT企業だけの課題ではなく、中小企業にとっても現実的で差し迫ったリスクになっています。
「うちは人数も少ないし、大した機密情報もないから大丈夫」と思ってはいませんか? 実はこの油断こそが、最も危険なのです。
社内情報の持ち出しが意味するものとは?
ここで言う「社内情報の持ち出し」とは、単に紙の書類をオフィス外に持ち出すことに限りません。もっと広い意味で、企業内で管理されている重要なデータが、意図的あるいは偶発的に社外に流出する行為全般を指します。
例えば:
- 従業員が自宅作業のためにUSBにファイルを保存
- 営業担当者が顧客名簿を個人のスマホで撮影
- 退職時に社内データを持ち出すケース
- ID・パスワードの漏洩による外部アクセス
これらはすべて、「社内情報の持ち出し」に該当します。
情報の持ち出しは“内部者”によって行われる
IPA(情報処理推進機構)が公開している調査によれば、情報漏洩インシデントの原因の多くは内部要因にあると報告されています。つまり、悪意ある外部攻撃者よりも、身近な社内の人間によって情報が持ち出されるリスクの方が高いのです。
特に中小企業では、セキュリティ教育やルール整備が不十分な場合が多く、業務効率を優先するあまり、情報持ち出しのリスク管理が後回しにされている現状があります。
「持ち出しリスク」はなぜ今、より深刻化しているのか?
テレワーク・クラウド化の加速が境界線を曖昧にした
従来、企業のセキュリティは「社内ネットワーク」という境界を前提に設計されていました。社内LAN、物理的な入退室管理、デスク上の紙資料…こうした要素はある程度統制が可能でした。
しかし、テレワークやクラウド活用が進んだ今、その境界線は曖昧になりつつあります。業務データはインターネットを介してアクセスされ、従業員は自宅や外出先、時には個人デバイスからでも仕事ができるようになっています。
このような状況下では、情報がどこに保存され、誰がどのようにアクセスできるのかという“管理の輪郭”が曖昧になり、持ち出しリスクは一気に高まります。
中小企業の“盲点”になりやすいセキュリティ対策
大企業であれば、専門の情報システム部門が存在し、高度なセキュリティシステムの導入も予算の範囲内でしょう。しかし中小企業ではどうでしょうか?
- IT専任担当がいない
- ツールの導入コストに制限がある
- 業務部門と情報システム部門の分断
- セキュリティ教育の不足
こうした環境では、仮にセキュリティリスクに気づいても、「どう対策すればいいのか分からない」、「時間もお金もかけられない」という理由で、手を打てないままになってしまうケースが少なくありません。
意図しない“持ち出し”が増えている
もうひとつ注目すべきは、持ち出しの多くが“悪意のない行為”で発生している点です。
例えば:
- 社員が善意で業務効率化のために自分のGoogleドライブへアップロード
- 遠隔地の取引先とやりとりするために個人のメールでファイルを送信
- アクセス制限が緩く、誰でも社内データに触れられる状態になっている
こうした事例は、情報システム側からすれば「見過ごせないリスク」ですが、現場の感覚では「便利だから」「急ぎだったから」と軽視されがちです。
このように、社内情報の持ち出しは、現代の働き方と密接に結びついた“構造的な課題”となっています。だからこそ、今すぐ着手すべきは「誰でも実践できる、具体的で実効性のあるセキュリティ対策」なのです。
次章では、そのために導入しやすく、中小企業でも活用できるセキュリティ対策を、5つのポイントに分けて解説します。
持ち出しを防ぐ5つの実践的セキュリティ対策
社内情報の持ち出しリスクを抑えるためには、「どのデータを、誰が、どこから、どのように扱うか」を明確にし、一つひとつに制限や可視化を加えていくことがポイントです。特に中小企業では、現場に負荷をかけずにセキュリティを強化することが求められるため、設定が簡単で柔軟なノーコード系ツールの活用が非常に有効です。
ここでは、実務担当者でもすぐに取り組める5つのセキュリティ対策を詳しく解説します。
1. 二要素認証とIPアドレス制限で「ログインの入り口」を固める
情報漏洩に繋がる重大なリスクの一つが「不正ログイン」です。
IDとパスワードだけで社内データにアクセスできる仕組みでは、万が一のパスワード漏洩時にすべてが丸見えになってしまいます。
✅ 二要素認証(2FA)の導入
ID・パスワードに加えて、スマートフォンのアプリやSMS認証を組み合わせる「二要素認証(2FA)」は、セキュリティ対策として現在もっとも基本的かつ効果的な方法の一つです。特に以下のようなサービスやツールでは、数クリックで設定が可能です。
- ノーコードアプリ作成プラットフォーム
- クラウド型業務管理ツール
- 社内ポータル
多くのノーコードツールでは、二要素認証が標準機能として搭載されており、プログラミングなしで導入可能です。
✅ IPアドレス制限で接続元を限定する
もうひとつ有効なのが、IPアドレスによるアクセス制限です。これは「指定したネットワーク(社内LANなど)以外からはログインできない」ようにするもの。社内ネットワーク、あるいはVPN経由のIPアドレスだけに絞れば、不正な社外からのアクセスをほぼ遮断できます。
特定のIP制限も、ノーコードの設定画面から画面上の操作だけで簡単に追加できるツールが増えています。
2. ロボット攻撃を防ぐ「アカウントロック」機能の活用
「パスワードを何回でも試せる」システムでは、機械的な総当たり攻撃(ブルートフォース攻撃)の餌食になるリスクが高まります。
✅ ログイン試行回数の制限付与
設定の一例:
- パスワード5回連続失敗でアカウントをロック
- ロック後は30分間ログイン不可、または管理者に通知
こうすることで、自動化された攻撃や内部からの不正試行を防止できます。
✅ ノーコードツールでの自動処理
一部のクラウド型ノーコードツールでは、「条件分岐」や「ステータス設定」を活用することで、アカウントロックの自動処理を自分で構築することも可能です。コードを書くことなく、管理者通知や再アクティベーションフローまで設定できる柔軟性は、導入のハードルを大きく下げます。
3. パスワードポリシーの設定で「使う人の意識」を変える
技術的な対策以上に効果的なのが、ユーザーの意識変革です。特に中小企業では「123456」や「password」など、脆弱なパスワードが放置されてしまうことも少なくありません。
✅ 強固なポリシーのルール例
- 英大文字・小文字・数字・記号の組み合わせを必須とする(例:S@fe2025)
- 過去5回のパスワード再利用不可
- 最低12文字以上
- 90日ごとの自動変更通知
これらを社内規程として定め、ツール側でも強制できる設定にしておくと、現場任せのリスクを抑えられます。
✅ ツール側での設定サポート
ノーコードツールでは、ユーザー登録時のパスワード要件をテンプレート化できるものが多く、ITに不慣れな担当者でも直感的に操作可能です。社員数が数十名規模であっても、統一されたセキュリティ文化を築くことができます。
4. アプリやデータそのものに対するアクセス制限を細かく設定する
情報の持ち出しを防ぐには、単にログインを厳しくするだけでなく、ログイン後の行動にも制限を設けることが重要です。特に重要なのが、「誰がどのデータにアクセスできるか」の可視化と制限です。
✅ フィールド・レコード単位での権限管理
たとえば、以下のような細かい制御が必要になります:
- 一般社員は社内掲示板の投稿はできるが、過去の投稿は削除不可
- 経理部門は社員の給与情報を閲覧・編集可能だが、それ以外の部門では閲覧不可
- 営業担当者は自分の担当顧客情報のみアクセス可能、担当外の顧客データは不可視
- 顧客情報内の住所項目などは全員閲覧可能だが、支払口座番号項目だけは経理部門以外閲覧不可
このような「フィールド単位(項目単位)」「レコード単位(登録データ単位)」の権限管理を導入することで、業務に必要な範囲だけアクセスを許可し、それ以外は制限するという、安全で効率的な環境を構築できます。
✅ ノーコードでもできる「柔軟な制御」
これまではシステム開発者がプログラムを書く必要があったアクセス制御も、今ではノーコードで画面上の操作だけで設定可能な時代です。
例えば:
- 担務や役職ごとに異なるトップページを準備し、必要な情報のみを効果的に表示する
- 部署ごとの表示項目カスタマイズ
- 担務や業務手順に応じた必要最低限の出力形式を作成し、適切な権限を付ける
こうした機能を活用すれば、情報管理の属人化を防ぎ、全社員に“必要な情報だけ”を提供する仕組みを実現し、かつ、持ち出しや漏洩時のリスクを最低限に抑えられます。
5. ログイン履歴・操作ログで“見える化”を実現する
最後に紹介するのは、ログの取得と活用です。セキュリティを“後追い”でチェックするためにも、「誰が、いつ、どこから、何をしたか」の履歴は不可欠です。
✅ ログイン履歴で不審なアクセスを確認可能に
履歴の確認ポイント:
- 通常の業務時間外にアクセスがあった
- 遠隔地や海外から突然ログインしている
- 同じ時間帯に複数デバイスからログインしている
このような「いつもと違う動き」を発見できるのがログイン履歴です。“攻撃者の足跡”を可視化することで、迅速な対応が可能になります。
✅ 操作ログで「誰が何をしたか」を把握する
ログインだけでなく、社内システムでの具体的な操作ログも重要です。
- データのダウンロード履歴
- レコードの新規作成・変更・削除履歴
- システム自体の設定変更履歴
これらを記録し、定期的にレビューすることで、「万が一の事態」に備えた証跡が残せます。
✅ ノーコードで実現するログの可視化と監査
多くのノーコードツールでは、こうしたログ情報を自動で取得し、一覧表示・CSV出力・管理者通知などの機能を備えています。特定のユーザー名や操作など、条件検索ができるとより効果的です。
まとめ:技術だけでなく、仕組みと文化で守る社内情報
ここまで紹介してきた5つの対策は、いずれも「システムの強化」と「人間の行動」を同時に制御する仕組みです。情報の持ち出しリスクをゼロにすることは不可能ですが、“持ち出しにくい環境”を作ることで、未然に防ぐことは可能です。
そしてこれらの施策は、ノーコードツールの力を借りることで、IT専門知識がなくても導入可能です。現場と情報システム部門が連携しやすい構成にも適しており、中小企業にも無理なくフィットします。
ノーコードを活用したセキュリティ対策の導入メリット
ここまで解説してきた「社内情報の持ち出しを防ぐための具体的対策」は、いずれも非常に効果的ですが、「実際に社内でどう導入すればいいのか?」という壁に直面する企業も多いでしょう。特に中小企業では、ITに強い担当者が少なかったり、ツールの導入にかけられる予算や時間が限られていたりすることが珍しくありません。
こうした課題を解決する手段として注目されているのが、セキュリティ対策の第一歩としてノーコードツールを実装することです。ここでは、その具体的なメリットと活用方法を紹介します。
1. 専門知識がなくても“実務レベル”の対策ができる
ノーコードツールとは、その名の通りプログラミング不要で業務アプリケーションが構築できるツールです。これらはもともと「業務効率化」や「ワークフローの自動化」を目的に利用されてきましたが、近年ではセキュリティ設定機能も大幅に強化されています。
例えば:
- アクセス制限やログイン認証の有効化
- 操作ログの保存と閲覧
- フィールド単位(項目)の閲覧制御
- IPアドレス制限の設定
これらの高度な機能が、コードを書くことなく画面上の操作だけで設定できるため、「セキュリティ担当ではない人」でも業務の一環として扱えるのです。
2. すぐに試せて、小さく始められる
セキュリティ対策というと、どうしても「高額なシステム導入」「長期プロジェクト」「複雑な設定」といったハードルを想像してしまいます。しかし、ノーコードツールの多くは無料プランやトライアル期間を用意しており、初期費用ゼロで試せるものもあります。
このことは中小企業にとって非常に大きな利点です。
- 小規模なチームでまずはテスト運用
- 現場の声を聞きながら徐々に適用範囲を拡大
- 問題があればすぐに戻せる柔軟性
このように、“小さく始めて大きく育てる”セキュリティ運用が可能になります。
3. 組織に合わせて柔軟にカスタマイズできる
パッケージ型のセキュリティ製品は機能が固定されており、自社の業務フローに合わないこともあります。一方ノーコードツールは、現場の運用に合わせて柔軟にいつでもカスタマイズできる点が大きな魅力です。
- 部署ごとに閲覧可能・不可能項目を設定
- 特定の業務だけに使用する出力設定を臨機応変に追加する
- 人事異動にあわせて権限設定を随時変更する
こうした細かな要望にも対応でき、しかも設定変更の作業自体や適用までに時間を必要としないため、現場のスピード感にマッチします。
4. クラウドベースだから管理も保守も省力化
多くのノーコードツールはクラウドベースで提供されており、サーバーの管理やアップデート対応が不要です。つまり、ツール側が最新のセキュリティ対策を自動的に提供してくれるため、自社内での保守運用コストがほぼ発生しません。
これにより、次のような恩恵が得られます:
- 常に最新のセキュリティパッチが適用される
- バックアップや障害復旧もクラウド側で対応
- モバイルデバイスからもセキュアに利用可能
中小企業にとっては、人的・技術的リソースを抑えながら、堅牢な仕組みを維持する手段として最適です。
5. セキュリティ文化を“自然に”根付かせることができる
最後に見逃せないのが、セキュリティルールが業務の中に自然に組み込まれるという点です。
例えば、業務アプリにログインするたびに二要素認証を求められる、ファイルを開くには権限が必要、という仕組みをノーコードで実現すれば、従業員は「意識しなくても守れる環境」で仕事をすることになります。
これは、セキュリティ教育を補完する最も効果的な仕組みです。人的なミスや怠慢を減らし、業務そのものがセキュアに進む構造をつくることが可能となります。
中小企業が実践すべき運用ルールと継続のポイント
セキュリティ対策は、導入すればそれで終わりではありません。日々変化する業務と社員の行動に合わせて、ルールを見直し、運用を継続することが最も重要です。特に中小企業では、限られた人員で業務を回すなかで、いかにしてセキュリティの仕組みを“当たり前の文化”にしていくかが鍵になります。
導入後に実施すべき運用のポイントと、長期的に持続するための具体策を紹介します。
1. セキュリティルールは「シンプルかつ明確」に
よくある失敗例が、「完璧なセキュリティ体制を目指すあまり、現場の運用にそぐわないルールを作ってしまう」ことです。
例えば:
- 毎回複雑なログイン手順が必要で業務効率が落ちる
- 権限が細かすぎて必要な情報にアクセスできないケースが頻発する
- ルールが文書化されていても、誰も読んでいない
こうなると、ルールが形骸化し、かえってリスクが増します。実効性を高めるには、「守りやすいルール」を作ることが大前提です。
✅ 実践ポイント
- 「どこまでがOKか」を明文化する(例:USBへの保存は禁止)
- 社員全員が1枚で把握できるシンプルなセキュリティガイドラインを用意
- ルール違反があった場合の対応フローも明示する
2. 社員教育は“頻度”と“身近さ”がカギ
セキュリティは社員一人ひとりの意識に左右される部分が大きいため、定期的な教育が欠かせません。しかし、「1年に1度の座学研修」だけでは効果は限定的です。
✅ 実践ポイント
- 月1回の「1分セキュリティTips」配信(1分で読めるような短く簡潔なアドバイスや知識)
- チャットツールでの“ゆるい啓発”コンテンツ(日常の会話の延長のような気軽なもの)
- トラブル事例の共有によるリアリティある教育(起こりうる具体的な事案を例示)
また、ノーコードツールの活用により、アクセス時の注意喚起ポップアップや違反操作の警告通知を設定することで、「教育と業務を連動させる」ことが可能になります。これは、紙のマニュアルよりはるかに実効性のある方法です。
3. 定期的な設定見直しと棚卸しをルーチン化する
ツールを導入したあと、「最初の設定のまま何年も放置」することも、セキュリティ対策の落とし穴です。 業務の変化に応じて、アクセス権限やルールも変化する必要があります。
✅ 実践ポイント
- 半年に1度の「アクセス権限棚卸し日」を設ける
- ログイン履歴・操作ログを定期的にチェックする
- 「過剰な権限」を持つアカウントを削減する
- 人事異動や組織改編時に権限を見直す
ノーコードツールのダッシュボード機能や通知機能を使えば、設定の見直しを“忘れない仕組み”として自動化できます。通知メールやダッシュボードにアラートを出すことで、属人的な管理から脱却できます。
4. クラウドツールを“パートナー”として活用する視点を持つ
セキュリティは一朝一夕で完成するものではなく、ツールと人の連携を長期的に育てる視点が重要です。中小企業こそ、手軽に扱えるクラウド型ノーコードツールを「信頼できるパートナー」として活用することが、成功の近道となります。
✅ 活用視点
- 現場で困っている業務をセキュアに効率化できないか?と考える
- ノーコードで作成したセキュリティ機能を「現場の標準」にする
- 業務変化があった際に、IT部門を通さず現場で即時対応する体制を築く
クラウド型ノーコードツールは、“使いながら改善する”、”実際の使い方に応じて少しずつ改善する”という柔軟なセキュリティ運用を可能にします。自社に最適な体制は、こうした“柔らかい武器”によって実現されるのです。
5. 成果を“見える化”して、継続のモチベーションにつなげる
セキュリティ対策の多くは「うまくいっていることが目に見えにくい」ため、継続する動機が薄れがちです。そこで、改善の成果を数値や記録で“見える化”する工夫が求められます。
✅ 具体的なKPI例
- ログイン失敗件数の推移(減少傾向を確認)
- アカウントロック発生率
- アクセス権限棚卸しによる権限見直し件数
- 社員アンケートによるセキュリティ意識の変化
ノーコードツールの一部には、こうした指標を自動でレポート出力する機能も備わっており、継続の効果を可視化して経営層にもアピールできる点が魅力です。
まとめ|“今すぐできる”対策から社内セキュリティを変えていこう
社内情報の持ち出しリスクは、もはや一部の大企業だけの問題ではなく、すべての組織に共通する現代的な課題です。特に中小企業においては、リソースに限りがある中で、いかに現場の負担を増やさずに対策を進めるかが成功のカギとなります。
この記事で紹介した対策を、もう一度振り返ってみましょう。
🔐 セキュリティ対策の5つの柱
- 二要素認証とIP制限で不正ログインを防止
- アカウントロックでロボット攻撃を遮断
- パスワードポリシーで社員の意識を改革
- データ単位でのアクセス制御で情報を守る
- ログイン履歴と操作ログで“見える化”を実現
これらは、ノーコードツールの導入により、誰でも短期間で実装可能な対策です。実際に多くの企業が、クラウド型のノーコードプラットフォームを使って、柔軟かつ強固なセキュリティ体制を築いています。
今すぐ始めよう、社内情報を守る第一歩
「いつかは対策しなければ…」と思っているうちに、リスクは静かに膨らみます。だからこそ、“今すぐできる小さな一歩”を踏み出すことが重要です。
- まずは無料のノーコードツールを試してみる
- アクセス権限の見直しから始める
- 社内ルールをシンプルに整備して周知する
どれかひとつでも構いません。今日からでも始められる施策に着手してみましょう。
情報を“活かす”ために、まずは“守る”体制を
デジタルの時代において、情報は「資産」であり「武器」です。だからこそ、適切に守る体制があることが、その活用力を最大化させます。セキュリティは業務の制限ではなく、情報活用の前提条件です。
現場で導入しやすく、持続可能で、柔軟に対応できる仕組みとして、ノーコードツールを活用した社内セキュリティ強化は、これからの中小企業にとって欠かせない選択肢となるでしょう。
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