@pocket BLOG ~業務・営業の強化ヒント集~

無料エクセル経費管理表の作り方と項目を丸ごと解説

無料エクセル経費管理表の作り方と項目を丸ごと解説

「経費の集計、毎月バラバラで大変…」そんな悩みを抱えている方に向けて、無料で使えるエクセルの経費管理表テンプレートと、ゼロから自作する方法をわかりやすく解説します。

必要な項目の選び方から、SUM関数やプルダウンを使った便利な設定まで、Excelの基本操作ができれば十分対応できる内容です。

個人事業主・フリーランスの方向けのポイントもカバーしているので、ぜひ自分の業務にあった経費管理の仕組みを整えてみてください。

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わかりやすい経費表テンプレート3種類【無料ダウンロード】

わかりやすい経費表テンプレート3種類【無料ダウンロード】

まずは、用途別に用意した3種類の無料テンプレートをご紹介します。シンプルな月次管理から、個人事業主向け・部門別の年間集計まで、自分の使い方に合ったものをそのまま流用できます。その後のSTEPでは、自作する方法も詳しく説明しているので、「項目をもっとカスタマイズしたい」という方もあわせてご覧ください。

テンプレート①:シンプル経費管理表(月次)

月ごとの経費をひと目で把握できる、最もスタンダードなテンプレートです。日付・支出先・勘定科目・金額・備考の5項目で構成されており、Excelの初心者でも迷わず入力できるシンプルな設計になっています。

月末にSUM関数で合計を自動計算できるため、電卓で手計算する手間がなくなります。「まず経費管理を始めてみたい」という方の最初の一歩として最適です。

テンプレートの項目例:

項目内容の例
日付2025/6/3
支出先(取引先名)○○文具店
勘定科目消耗品費
金額2,200円
備考コピー用紙代

テンプレート②:個人事業主・フリーランス向け経費帳

確定申告を見据えた個人事業主・フリーランス向けのテンプレートです。勘定科目ごとに経費を分類して記録できる構成になっており、年間の合計金額が自動で集計されます。

青色申告の帳簿付けにも対応できるよう、収入・経費・差引所得の欄を設けているのが特徴です。事業用と私用の支出を混在させないための「事業割合」メモ欄も付けているので、在宅ワークの方にも便利です。

主な項目:

  • 日付・勘定科目・摘要(何に使ったか)・金額
  • 事業割合(%)・経費算入額
  • 月別・科目別の集計シート

帳簿の形式として活用する場合は、記録漏れがないよう領収書と照合しながら入力することをおすすめします。

テンプレート③:部門別・年間経費集計表

複数の部門や担当者ごとに経費を管理したい法人・中小企業向けのテンプレートです。各部門の月次経費を入力すると、年間の部門別・費目別の合計が集計シートに自動反映される設計になっています。

予算額との差異を確認できる「予実管理」欄を設けているため、「今月は交通費が予算オーバーでは?」といった気づきを得やすくなります。

活用できるシーン:

  • 複数の営業担当者の経費をひとまとめに管理したいとき
  • 経費の月次レポートを作成する必要があるとき
  • 部門ごとに予算を設定して管理したいとき

1ファイルで部門をまたいだ年間管理ができるため、経費精算の仕組みをこれから整えるチームにも向いています。

エクセルで経費管理表を作る方法【5STEP】

エクセルで経費管理表を作る方法【5STEP】

テンプレートをそのまま使うだけでなく、自社の業務に合った形に自作することもできます。ここでは、ExcelでゼロからわかりやすいExcel経費管理表を作るための5つのステップを順番に解説します。難しい関数やマクロは使わないので、Excel初心者の方でも安心して取り組めます。

STEP1:必要な項目を決める

最初に「何を記録するか」を決めておくと、後から項目を足したり列を作り直したりする手間が省けます。経費管理表の基本項目として押さえておきたいのは以下の通りです。

  • 日付:いつ使ったか
  • 支出先:どこで使ったか(店舗名・取引先名)
  • 勘定科目:何の費用か(交通費・会議費・消耗品費など)
  • 金額:いくら使ったか
  • 支払方法:現金・クレジットカード・電子マネーなど
  • 備考:領収書番号や用途のメモ

「必要最低限の項目から始めて、運用しながら足す」という流れがおすすめです。最初から項目を増やしすぎると入力の手間が増え、続かなくなりがちなので注意しましょう。

STEP2:表の枠を作る

項目が決まったら、Excelの1行目に列見出しを入力します。A1から順に「日付」「支出先」「勘定科目」「金額」「支払方法」「備考」と横に並べていきましょう。

表を見やすくするための整え方:

  1. 見出し行に背景色をつけて、データ行と区別する
  2. 「日付」列はセルの書式設定で「日付」形式(例:2025/6/3)に統一する
  3. 「金額」列はセルの書式設定で「通貨」または「数値(桁区切り)」にする
  4. テーブル機能(挿入→テーブル)を使うと、行を追加したときに書式が自動で引き継がれて便利

Excelのテーブル機能を使うと、フィルターも自動でつくため、特定の勘定科目だけ絞り込んで確認する際にも役立ちます。

STEP3:SUM関数で金額を自動集計する

毎月の合計金額を手で計算するのは手間がかかる上、ミスも起きやすいです。SUM関数を使えば、入力した金額を自動で合計できます。

基本の使い方は以下の通りです。

D列が「金額」列の場合、D2からD100の合計を計算します。行を追加しても自動で合計に反映されるため、管理がとてもラクになります。

勘定科目ごとの合計を出したい場合は、SUMIF関数が便利です。

この式で「勘定科目が交通費の金額だけを合計する」という処理ができます。費目別の集計表をシートに別途作成しておくと、月次レポートとしてもそのまま使えます。

STEP4:勘定科目をプルダウンにする

勘定科目の列を毎回手入力していると、「旅費交通費」「交通費」「旅費」のように表記がバラバラになり、後の集計で正しく合計できなくなります。プルダウン(ドロップダウンリスト)を設定しておくと、一覧から選ぶだけで入力でき、表記ゆれを防げます。

プルダウンの設定手順:

  1. 「勘定科目」列のセル(例:C2:C100)を選択
  2. リボンの「データ」タブ→「データの入力規則」をクリック
  3. 「設定」タブの「入力値の種類」で「リスト」を選ぶ
  4. 「元の値」欄に科目名をカンマ区切りで入力(例:交通費,会議費,消耗品費,通信費)
  5. OKをクリックして完了

科目の追加・変更が頻繁にある場合は、別シートにリストを作成し「元の値」欄でそのセル範囲を参照すると、後からメンテナンスしやすくなります。

STEP5:月別シートで年間管理する

1枚のシートに1年分のデータを詰め込むと、行数が膨大になって見づらくなります。月ごとにシートを分けることで、「先月の交通費を確認したい」といった場面でもすぐに見つけられます。

おすすめの構成:

  • 「1月」〜「12月」の月別シート:各月の経費を入力
  • 「年間集計」シート:各月の合計を参照して年間の費目別合計を表示

年間集計シートには、各月のシートからSUM関数で合計を引っ張ってくる方法が定番です。例えば「1月の交通費合計」を参照する場合、年間集計シートに以下のように入力します。

月別のシートをコピーして使い回せるよう、「テンプレートシート」を1枚作っておくと、毎月の準備がスムーズです。

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経費管理表に入れるべき項目一覧

経費管理表に入れるべき項目一覧

経費管理表を作るとき、「どの項目を入れればいいの?」と悩む方は多いです。法人・会社員と個人事業主・フリーランスでは、管理の目的や確定申告への対応が異なるため、必要な項目も少し変わります。それぞれの推奨項目を確認して、自分の状況に合った管理表を作りましょう。

法人・会社員向けの推奨項目

会社の経費精算や部門管理に使う場合、承認フローや領収書との照合が発生するため、以下の項目を入れておくと後の処理がスムーズです。

項目必要度説明
日付必須支出が発生した日
支出先・取引先名必須店舗名や取引先
勘定科目必須交通費・会議費・消耗品費など
金額(税抜・税込)必須消費税の区分も記録
支払方法推奨現金・法人カード・立替など
領収書番号推奨紙・電子領収書の管理番号
担当者名・部門推奨複数人での共有時に必要
申請ステータス任意申請中・承認済・却下など
備考推奨用途や参加者名のメモ

消費税額の管理は、インボイス制度(適格請求書等保存方式)への対応として、税率や適格請求書番号を記録する項目を追加することも検討してみてください。

個人事業主・フリーランス向けの追加推奨項目

確定申告を念頭に置いた個人事業主・フリーランスの経費管理では、事業との関連性を示せるかどうかが重要です。以下の項目を追加しておくと、申告時に慌てずに済みます。

追加しておきたい項目:

  • 事業用途の説明:「クライアントAとの打ち合わせ」「撮影機材購入」など、何のための支出か一言メモ
  • 事業割合(%):自宅兼事務所の家賃や通信費など、家事按分が必要な費用に使用
  • 経費算入額:金額×事業割合で算出した、実際に経費に計上できる金額
  • 収入との対応:どの案件・プロジェクトに紐づく経費かを記録しておくと確認しやすい

「この支出は本当に経費になるの?」と迷ったときは、事業との関連性と必要性を説明できるかどうかが判断の基準になります。記録を残しておけば、税務調査の際にも根拠を示しやすくなります。

: 個人事業主・フリーランス向けのエクセル経費管理ポイント

個人事業主・フリーランス向けのエクセル経費管理ポイント

個人事業主・フリーランスにとって、経費管理は確定申告に直結する大切な作業です。「後でまとめてやればいい」と後回しにしていると、申告時期に領収書の山と格闘することになりかねません。ここでは、日々の記録を無理なく続けるための考え方と、申告方式による管理の違いを整理します。

確定申告を見据えた経費管理の考え方

確定申告で経費として計上できるのは、「事業のために使った費用」だけです。食費・趣味・プライベートの交通費などは原則として認められないため、支出ごとに事業用かどうかを判断しながら記録することが大切です。

Excelで管理するときに意識したいポイントを3つ挙げます。

  1. 支出のその日に記録する:記憶が鮮明なうちに入力する習慣をつけると、月末のまとめ入力が不要になります
  2. 勘定科目を統一する:毎回異なる科目名で記録すると集計が崩れます。使う科目を最初に決めてプルダウンに登録しましょう
  3. 領収書と照合する:入力した金額と領収書の金額が一致しているか月に1回確認しておくと、申告時のミスを防げます

領収書の保管期間は、所得税法上7年間(白色申告は5年間)です。電子データとして保存する場合は電子帳簿保存法のルールも確認してください。

青色申告・白色申告での管理の違い

確定申告には「青色申告」と「白色申告」の2種類があり、それぞれ帳簿付けの要件が異なります。Excelで管理する際にも、どちらを選ぶかによって記録の仕方が変わります。

比較項目青色申告白色申告
帳簿の形式複式簿記(または簡易簿記)単式簿記でOK
帳簿の保存7年間5年間
最大控除額最大65万円(電子申告の場合)控除なし
手間やや多い比較的少ない

青色申告65万円控除を受けるには、複式簿記での記帳が必要です。ExcelだけでOK複式簿記を管理するのは少し手間がかかるため、freeeや弥生会計などの会計ソフトと組み合わせる方も多いです。

一方、白色申告は収支をシンプルに記録するだけでよいため、Excelの経費管理表と相性が良く、今回ご紹介したテンプレートをそのまま活用できます。

領収書管理もエクセルで一元化する方法

領収書管理もエクセルで一元化する方法

経費管理表を整えても、領収書の管理が別バラバラだと、照合のたびに紙の山をひっくり返す羽目になります。Excelの経費管理表に領収書の情報も組み込むと、「どの支出にどの領収書が対応しているか」がひと目でわかります。

一元化のポイントは、領収書ごとに番号を振ることです。経費管理表の「領収書番号」列に「R001」「R002」と連番を記録し、紙の領収書にも同じ番号を書いたメモを貼っておきます。これだけで、後から照合するときの手間が大幅に減ります。

電子化する場合は、スマートフォンで領収書を撮影してPDF・JPG形式で保存し、ファイル名を「R001_20250603_文具店.jpg」のように番号と日付・支出先で命名しておくと管理しやすいです。ExcelシートのB列にハイパーリンクを設定すれば、セルをクリックするだけで対応する領収書画像を開けます。

また、2024年1月から電子取引の電子保存が義務化されています。クレジットカードの明細やネットショッピングの購入履歴など、電子で受け取った書類は電子データのまま保存することが必要です。詳しくは国税庁の電子帳簿保存法に関するページを参照してください。

Excelでの管理が複雑になってきたと感じたら、次のセクションで紹介するツールの活用も検討してみましょう。

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エクセルの限界を超えるなら @pocket

エクセルの限界を超えるなら @pocket

Excelの経費管理表は手軽に始められる反面、使い続けていると少しずつ不便さを感じる場面も出てきます。「ファイルを共有するたびにバージョンがズレる」「入力ミスをチェックする仕組みがない」「スマホから入力できない」といった課題が積み重なると、せっかく整えた仕組みが形骸化しやすいです。

そんなときに検討してほしいのが、ノンプログラミングで業務アプリを作れる @pocket です。プログラミングの知識がなくても、ドラッグ&ドロップの直感的な操作で経費申請フォームや承認ワークフローを作成できます。

@pocketでできることの例:

  • スマートフォンからの経費申請入力
  • 上長への承認申請とステータス管理
  • 勘定科目・部門のマスタ管理
  • 月次の経費データをグラフで可視化
  • 複数人での同時アクセスとリアルタイム反映

Excelから移行しても、既存の項目設計はそのまま活かせます。「まずExcelで運用を試してみて、業務が回ってきたら専用ツールに乗り換える」という流れが、余計なコストをかけずに経費管理を整備する現実的な方法です。

経費管理の仕組みをもっとラクにしたい方は、@pocket からどんなアプリが作れるか確認してみてください。

まとめ

まとめ

この記事では、わかりやすい経費表テンプレートの無料活用法から、エクセルでの経費管理表の作り方・項目の選び方まで一通り解説しました。

大事なポイントをおさらいすると、

  • 自分の状況(法人・個人事業主)に合ったテンプレートを選ぶか、5STEPで自作する
  • 勘定科目はプルダウンで統一し、SUM関数・SUMIF関数で自動集計する
  • 領収書には番号を振って経費管理表と紐づけ、電子保存のルールも守る
  • 個人事業主は確定申告の種類(青色・白色)に合わせた記録を意識する

まずは今回紹介したテンプレートをひとつダウンロードして、試しに今月分から入力を始めてみましょう。運用を続けるうちに「もっとこうしたい」という気づきが出てきたら、それが管理表を自分好みに育てるチャンスです。

よくある質問(FAQ)

経費管理表はエクセル以外でも作れますか?

はい、Google スプレッドシートでも同様に作れます。クラウド上で複数人がリアルタイムに編集・閲覧できるため、チームで管理する場合はスプレッドシートが便利です。関数の使い方はExcelとほぼ同じなので、今回紹介した方法がそのまま応用できます。

テンプレートに追加すると便利な関数はありますか?

SUMIF関数(勘定科目別の合計)のほか、COUNTIF関数(特定の支出先の件数をカウント)やIFERROR関数(計算エラーを非表示にする)を組み合わせると管理表がより使いやすくなります。

消費税(インボイス)への対応はどうすればいいですか?

「税率」「消費税額」「適格請求書発行事業者番号」の列を追加することで、インボイス制度に対応した記録ができます。仕入税額控除を受ける場合は、適格請求書(インボイス)の保存が必要なため、領収書管理と合わせて整理しておきましょう。

無料テンプレートはどこで手に入りますか?

MicrosoftのOffice公式テンプレートサイトや、弥生・freeeなど会計ソフト会社が無料で公開しているテンプレートが手軽に使えます。本記事の冒頭で紹介したテンプレートも参考にしてみてください。

エクセルで管理するデメリットはありますか?

複数人での同時編集がしにくい、バージョン管理が煩雑になりやすい、データが増えると動作が重くなるといった点が挙げられます。社員が増えたり、経費の件数が多くなってきたりしたタイミングで、専用ツールへの移行を検討するのがよいでしょう。