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無料で試せる車両管理システムおすすめ5選!導入メリットや選び方も解説

「車両管理システムって何?」
「車両管理システムを導入すると、業務上でよいことはあるの?」
「何を基準にして車両管理システムを導入すればよい?」
このように、車両管理システムについて詳しく知りたいという方も多いのではないでしょうか。

本記事では、車両管理システムの基本的な情報や、導入するメリットやデメリットなどについて紹介しています。

この記事を読むことで、車両管理システムを自社で活用すべきどうか、適切に判断できるようになるでしょう。また、車両管理システムを選ぶ際のポイントも紹介しているため、導入時の参考にできます。

車両管理システムに関心のある方や、導入を検討している方は、ぜひこちらの記事をチェックしてみてください。

車両管理システムとは?

「車両管理システム」とは、自社で保有している社用車(リース車も含む)やトラックなどの運用を、効率よく行うためのツールのことです。

車両管理システムを利用すれば、GPSやドライブレコーダー、デジタルタコグラフなどの機器から得た情報を、クラウド上で一元管理できます。

上記以外にも、アルコールチェックや車両予約などの機能があるため、管理にかかる煩雑な手間を省くことが可能です。

車両管理システムを導入するメリット

車両管理システムは、効率よく社用車を管理したいという方におすすめのツールです。車両管理システムの利点を知り、自社の業務に役立てて行きましょう。

現在、車両管理システムの導入を検討している方は、以下に挙げる3つのメリットを参考に、自社に必要な機能を洗い出してみましょう。

車両管理を効率化できる

車両管理システムを導入することのメリットは、日々の業務にかかる煩雑な作業を省けることです。

車両管理には、車両の状態や位置情報、ドライバーの運行状況の他、燃料消費量の管理・集計、自動車保険の更新時期など、さまざまな内容があります。

これらの記録を紙媒体やパソコンのデータで保存する場合、人の手による作業のため手間がかかり、正確性に欠ける可能性があります。

車両管理システムの場合、クラウド上で一元管理するため入力ミスの心配がなく、作業にかかる手間を省くことが可能です。

トラブルが発生した際の連絡をシミュレーションできる

車両管理システムを導入すれば、社用車の位置情報がリアルタイムで分かるため、緊急時にも素早く対応できることは大きなメリットでしょう。

車両の運用には、常に事故のリスクがあります。そのため、車両に何かトラブルが発生したときの状況をシミュレーションしておくことは、大切な危機管理です。

そのような目的がある場合は、無料の車両管理システムの導入がおすすめでしょう。コストを心配することなく、さまざまな状況のシミュレーションができるため、それぞれのケースに合うマニュアルを作成できます。

アルコールチェックの管理も同時にできる

アルコールチェッカーと連携している車両管理システムであれば、測定結果が自動入力・保存されるため、作業の効率化につながります。

中には、記入もれを通知する機能が付いている種類もあるため、管理を徹底したい場合は、そちらを選ぶのもよいでしょう。

ただし、無料の車両管理システムの場合、記録の保存期間が限定されていることもあるため、確認が必要です。

車両管理システムを導入するデメリット

車両管理システムを導入することには、いくつかのデメリットも存在します。

安全管理者にとっては便利なシステムも、ドライバーにとっては好ましくない環境になる可能性があります。また、導入に失敗した場合、別のシステムに乗り換えて修正することは容易ではありません。

車両管理システムの導入を検討している方は、以下に挙げるデメリットについても把握しておきましょう。

一度導入するとシステムの乗り換えが難しい

車両管理システムを導入する際は、そのシステムに対応する車載器も併せて導入するのが基本です。

そのため、一度導入したシステムを変更する場合も、車載器や仕様の変更が必要になることを理解しておきましょう。

デバイスが変更になれば、これまで蓄積していたデータを継続して使用することは難しくなります。また、途中でシステムを変更する場合、操作性や仕様の変化などで、従業員の業務に混乱を招く可能性もあるでしょう。

ドライバーに心理的負荷をかけてしまう可能性がある

管理者側からすれば、運行データやドライバーの行動などの情報は、車両を効率よく運用するために役立つ機能でしょう。

しかし、ドライバーにしてみれば「常に監視を受けている状態」とも言えます。場合によっては、ドライバーに大きな心理的負担をかけてしまう可能性があることを理解しておきましょう。

車両管理システムを選ぶ際に比較すべき4つのポイント

ここでは、車両管理システムを選ぶ際に役立つ、比較ポイントを4つ紹介します。

車両管理システムのデメリットは、新しいものへの乗り換えが難しいことです。

導入にかかるコストが無駄にならないよう、以下に挙げるポイントを参考に、自社に合う車両管理システムを導入しましょう。

無料で使える期間がどれくらいあるか

車両管理システムを無料で使用できれば、コストをかけずに業務を効率化できます。

ただし、無料で試せる車両管理システムには、「ずっと無料で使えるもの」と、「限られた期間(トライアル期間)だけ無料のもの」があることに注意してください。

トライアル期間のみ無料の車両管理システムを試す場合は、しっかりと期間をチェックしておきましょう。

管理できる車両の種類・台数が自社に合っているか

車両管理システムを選ぶときは、自社で使用している車両の種類や台数に対応しているかを調べておきましょう。

車両管理システムのデバイスにはいくつかの種類があるため、下調べをせずに導入に踏み切るのは危険です。導入したシステムが自社の車両に対応しておらず、全く使用できない可能性もあるでしょう。

車両管理システムを効果的に活用するためにも、しっかりと内容を確認した上で選ぶことが大切です。

車両のデータが連携できるか

車両管理システムを導入する際には、車両データの連携が可能なものを選びましょう。

車両管理システム同様、車両によっても設置できるデバイスは異なります。車両管理システムの対応デバイスと、社用車のデバイスが合わなかった場合、データ連携ができない可能性があることを理解しておきましょう。

また、データ連携できた場合でも、すべての情報が取得できるとは限らないため、注意が必要です。効率的に車両管理を行うためにも、しっかりとデータ連携できるものを選びましょう。

アプリに対応しているか

より手軽に車両管理システムを導入したいという場合は、アプリを検討するのもよいでしょう。

スマートフォンやタブレットに、任意の車両管理アプリをインストールするだけで利用できるため、低コストで車両管理システムを導入できます。

ただし、システムによってアプリに対応しているかどうかは異なるため、導入の前にしっかりと確認しておきましょう。

無料で試せる車両管理システムおすすめ5選

ここでは、無料で試せる車両管理システムを5つピックアップして紹介します。

以下に挙げる車両管理システムの中には、無料トライアル期間があるものや、月額が安価で利用しやすいものがあります。

導入コストをかけたくない、お試しで利用したいという場合は、以下のシステムを検討してみてはいかがでしょうか。

@pocket

「@pocket (アットポケット)」は、30日間無料体験可能な、業務アプリ作成ツールです。

@pocket を使うことで、プログラミングの知識がなくても、さまざまなアプリを作成できます。アプリの作成経験がなくても、豊富なテンプレートが役立つでしょう。

また、API(ソフトウェア同士が情報交換するための機能)を活用することで、既存のシステムとのデータ連携も可能です。

出典:@pocket (アットポケット)|株式会社 アイアットOEC
参照:https://at-pocket.com/

出典:価格・導入の流れ|株式会社 アイアットOEC
参照:https://at-pocket.com/price/

ツール名 @pocket
主な機能 集計・分析機能、APIデータ連携機能、アクセス制限機能
費用(初期費用、月額) 初期費用:無料、月額:ライト 300円・スタンダード 500円・プロフェッショナル 700円(税抜き)

AI-Contact

「AI-Contact(アイ・コンタクト)」は、初期費用や月額がかからず、永年無料で利用できる車両管理システムです。

従業員の位置・走行情報をリアルタイムで把握できるほか、運行ルート管理や日報の作成にも対応しているため、業務にかかる手間が省けます。また、アルコールチェック記録管理機能もあるため、ドライバーの状態が簡単に確認できます。

ただし、このサービスの利用には、「社用車を5台以上保有していること」という条件があることに注意しましょう。

また、初期登録時のサポートはありますが、その後のサポートは「フリートサポートプラン」に加入する必要があります。

出典:AI-Contact|ジェネクスト株式会社
参照:https://ai-contact.jp/

ツール名 AI-Contact(アイ・コンタクト)
主な機能 運行管理機能・動態管理機能・車両管理機能
費用(初期費用、月額) 初期費用:無料、月額:無料

KIBACO

「KIBACO」は、新規申込みの場合のみ、3か月無料で利用できる車両管理システムです。

管理者機能としては、さまざまな車両データの一元管理の他、緊急通知やアラート表示できるダッシュボードなどがあります。また、有料の運転手プランでは、点呼機能やモバイル対応機能の利用も可能です。

KIBACOを利用する際は、10ユーザーを1単位として申し込みます。月額は1ユーザーにつきで500円(税抜き)ですが、最低でも10ユーザーで申し込むため、実際には5,000円(税抜き)~となります。

出典:KIBACO|キムラユニティー株式会社
参照:https://kimura-kibaco.jp/

ツール名 KIBACO
主な機能 車両データの一括管理、ダッシュボード、点呼機能、モバイル対応
費用(初期費用、月額) 初期費用:無料、月額:500円(税抜き)※1アカウントあたり

SmartDrive Fleet

「SmartDrive Fleet」は、社用車の情報や労働時間を可視化したい方や安全運転対策したい方などに向いている車両管理システムです。

車両の位置情報をリアルタイムで知るための機能の他、走行経路やドライバーの運転のクセを確認できる機能、アルコールチェック機能なども付いています。

出典:SmartDrive Fleet|株式会社スマートドライブ
参照:https://smartdrive.co.jp/fleet/

出典:今後一般化されていく?車両のリアルタイム管理|株式会社スマートドライブ
参照:https://smartdrive.co.jp/fleet/useful-info/realtime/#:~:text=%E6%96%99%E9%87%91%E3%81%AF%E3%80%81%E6%9C%88%E9%A1%8D1%E5%8F%B0,%E3%81%97%E3%81%A6%E5%88%A9%E7%94%A8%E3%81%A7%E3%81%8D%E3%81%BE%E3%81%99%E3%80%82

ツール名 SmartDrive Fleet
主な機能 アルコールチェック、運行工程、走行履歴・運転診断、リアルタイム
費用(初期費用、月額) 初期費用:要問い合わせ、月額:要問い合わせ

KITARO

「KITARO」は、社用車の情報をリアルタイムに可視化したい方向けの車両管理システムです。

主な機能としては、位置情報や走行履歴の可視化、日報作成、イベントリマインダーなどがあります。

社用車の位置をリアルタイムに把握できるため、効率的な運用や、突発的な顧客からの要望に応えられるようになるでしょう。

出典:KITARO|NTTデータルウィーブ株式会社
参照:https://www.nttdata-luweave.com/solutions/business/kitaro.html

ツール名 KITARO
主な機能 位置情報、走行履歴、日報オンライン作成、イベントリマインダー
費用(初期費用、月額) 初期費用:要問い合わせ、月額:要問い合わせ

自社に最適な車両管理システムを導入しよう

車両管理システムは、煩雑な車両管理の業務を効率化するために役立つシステムです。

しかし、車両管理システムの導入にはメリットだけでなく、ドライバーに心理的負担をかける可能性があるなどのデメリットも存在することに注意してください。あらかじめドライバーにもしっかりメリットを説明し、理解を得た上で導入することが大切です。

本記事では、無料で利用できる車両管理システムを紹介しました。

自社に必要な機能を持つ車両管理システムを導入するために、ぜひ、本記事で紹介した内容を参考にしてください。