無料で使えるプロジェクト管理ツール5選！選定時に見るべきポイントを詳しく解説

「プロジェクト管理ツールで何ができるの？」
「無料で使用できるプロジェクト管理ツールはある？」
「プロジェクト管理ツールって、何を基準に選べば良いの？」
プロジェクト管理ツール導入を検討している方の中には、どのツールが自社に適しているのか分からないと悩まれている方もいるのではないでしょうか。

本記事では、プロジェクト管理ツールの仕組みやメリットなどの基礎知識に加え、プロジェクト管理ツールを選ぶ際に押さえたいポイントと、無料で利用可能なツールを紹介します。

この記事を読むことで、プロジェクト管理ツールの特徴や選び方を把握することができます。その知識を元に、希望に応じたプロジェクト管理ツールを選定できるため、スムーズに業務を進めることができるでしょう。

プロジェクト管理ツールの導入を検討している方は、ぜひこの記事をチェックしてみてください。

プロジェクト管理ツールのメリット

プロジェクト管理ツールとは、大規模あるいは複雑化したプロジェクトの管理を円滑にする便利なツールです。

プロジェクト管理ツールを導入すると、リアルタイムにプロジェクトの進捗を確認できます。状況把握を即座に行うことで、臨機応変な対応が可能でしょう。

ここからは、プロジェクト管理ツールの利便性をより詳しく解説します。

プロジェクト情報の一元管理が可能になる

プロジェクト管理ツールを導入することにより、情報を一括して管理でき、プロジェクト進行の効率化や生産性向上が図れるでしょう。

プロジェクト管理ツールでは即座に情報反映がされるため、タイムラグが生まれず、常にプロジェクトメンバーが最新情報をキャッチアップできる体制が整います。

プロジェクト管理の効率化を図れる

プロジェクト管理ツールの中には、様々な機能が搭載されていますが、ツールごとに利用可能な機能は異なります。搭載ツールを使い分けることで業務の効率化を図ることが可能です。

以下は、プロジェクト管理ツールに搭載された機能の一例です。

・社内wiki：プロジェクト進行の際にメンバー全員が把握しておくべき情報を共有する機能
・メッセージ機能：メールよりも効率よく指定したメンバーに連絡ができる機能
・ガントチャート：タスクの進捗を一目で確認できる機能

これらを利用することで、プロジェクトメンバーがプロジェクトの主旨を常に確認でき、プロジェクトの管理・進行効率化に繋がります。

プロジェクト情報を可視化できる

プロジェクト管理ツールは、プロジェクトの進捗状況を素早く把握することができます。

進捗状況を即時確認できるようになることで、必要となる工数の洗い出しやタスクの優先度を決めやすくなるため、計画的な業務遂行が可能になるでしょう。

しかし、ただプロジェクトの進捗状況を把握しただけでは十分とは言いきれません。工数だけでなく、原価も同時に可視化することで、さらなる業務効率化を図れるでしょう。

プロジェクト管理ツールを選定する際に見るべきポイント

プロジェクト管理ツールの導入を検討し始めると、何を基準にツールを選定すれば良いか困ってしまうことがあるでしょう。

以下では、プロジェクト管理ツールを選ぶ際に見た方が良いポイントをいくつか紹介するため、それぞれ参考にしてみてください。

ユーザー数

プロジェクト管理ツールを選定する際は、ユーザー数制限を確認しましょう。

導入初期は、自社に適したツールか確認するためにフリープランで利用する場合があります。プロジェクト管理ツールの無料プランは、ユーザー接続数に制限が設けられていることが多いでしょう。

プロジェクトの進行と共に、プロジェクトメンバーが増える可能性もあるため、ユーザー上限数に余裕があるプランを検討しておきましょう。

データ容量

無料プランでプロジェクト管理ツールを利用する場合、データ容量制限が設けられていることが多いため、無料プランのデータ容量で業務に支障がないか確認しておきましょう。

また、メンバーやプロジェクトの数によって容量を決める必要があるため、足りなくなった際に、有料プランへの変更可能かどうかも確認しておくことをおすすめします。

利用できる機能

無料プランの場合、利用できる機能に制限が設けられている場合があり、導入したいツールが使用できない可能性もあります。

ガントチャートやスケジュール管理、タスク管理等、利用したい特定の機能がある場合、無料プランで使用できるか導入前に確認しておくことが大切です。

操作性

プロジェクト管理ツールは、ツールの使いやすさが大切です。

効率的かつ効果的な機能がどれだけ備わっていても、使い勝手が悪ければ業務に支障をきたすでしょう。そのため、プロジェクトメンバーが簡単に使用できるような操作性を備えていることが重要です。

利用形態

プロジェクト管理ツールは、クラウド型とオンプレミス型の2種類があります。

クラウド型は、インターネットを通じてクラウド上でシステムを利用する仕組みです。保守・管理はベンダーに一任でき、利用者に費用負担はありません。

一方のオンプレミス型は、自社拠点内やデータセンターで保守・管理が必要なため、利用者負担が高額になる可能性があります。

クラウド型は小中規模向け、オンプレミス型は大規模プロジェクト向け、という仕様になっていることが多いでしょう。

対応言語

無料のプロジェクト管理ツールは、海外製であることが多く、対応言語を確認しておく必要があります。

プロジェクトメンバー全員の英語力が一定以上ある以外は、日本人が国内で使えるようにするという観点では、日本語対応可能なツールを選ぶと良いでしょう。

また、日本語非対応製品を導入する場合は、サポートが充実していない可能性もあるため、その旨もきちんと把握しておくことが重要です。

アプリ対応の有無

プロジェクト管理ツールの中には、スマホアプリに対応しているものも存在します。

普段使い慣れたスマートフォンからプロジェクト管理ツールにアクセスできると、時間や場所にとらわれず、プロジェクトの進捗状況を確認することが可能でしょう。

もしプロジェクトに変更があった場合、スマホのプッシュ通知でお知らせしたり、パソコンを立ち上げる手間が省けたりと利便性が高まります。

有料プランの有無

プロジェクト管理ツールを無料で利用する場合、各機能に制限が設けられていることが多いです。プロジェクト規模が拡大すると、メンバー数や容量など無料プランでは対応できなくなる可能性があります。

その場合に備えて、有料プランの有無を確認しておくと良いでしょう。メンバー数や機能制限、価格について確認し、他社のツールと比較しておくことが重要です。

無料で使えるプロジェクト管理ツールおすすめ5選

プロジェクト管理ツールの導入を検討しているものの、コスト面が気になる方もいるのではないでしょうか。そこで、無料で利用できるプロジェクト管理ツールを5つ紹介します。

各ツールの違いをユーザー数、データ容量、プロジェクト数に焦点を当てて比較してみましょう。以下で紹介するツールには、無料で利用できる期間が限られているツールと、継続的に無料で利用できるツールがあります。

@pocket

@pocketは、30日間の無料トライアル期間が設けられています。その期間は、機能制限は一切なく、本番同様のツールを利用することが可能です。

無料トライアル期間は費用が一切かからず、無料期間終了後も自動的に請求切替はされない仕様となっています。

本ツールは、プログラミングスキル不要で利用でき、豊富なテンプレートの中から簡単にアプリ作成が可能です。様々な機能に加え、外部サービス間との連携機能もあるため、永続的な業務効率化が実現できるでしょう。

出典：@pocket｜株式会社アイアットOEC
参照：https://at-pocket.com/

出典：【@pocket】無料トライアルフォーム｜株式会社アイアットOEC
参照：https://at-pocket.com/inquiry/freeentry/form.html

＠pocket （アットポケット）

Lychee Redmine

Lychee Redmineは、フリー、スタンダード、プレミアム、ビジネスの4つの料金形態が設けられています。フリープランは継続的に無料で利用でき、その他プランは30日間の無料期間があります。

本ツールは、造業、自動車関連業、ソフトウェア開発など業種・業界、チームの規模を問わず様々な企業への導入実績があり、進捗を可視化できるプロジェクトツールです。

出典：Lychee Redmine｜株式会社アジャイルウェア
参照：https://lychee-redmine.jp/

出典：Lychee Redmine 料金プラン｜株式会社アジャイルウェア
参照：https://lychee-redmine.jp/plan/

Taskworld

Taskworldは、14日間の無料トライアルが設けられています。有料プランは、ビジネスとエンタープライズの2形態です。

どのプランを選択してもプロジェクト数は無制限ですが、ユーザー接続数やデータ容量に制限があるため、自社に合うかを確かめてから契約しましょう。

本ツールは、コンテンツ制作、製造業、不動産・建築、システム開発、医療、教育など様々な現場で導入されているタスク・プロジェクト管理ツールです。

出典：Taskworld ｜Taskworld Singapore Pte. Ltd.,
参照：https://taskworld.com/ja/

出典：料金｜Taskworld Singapore Pte. Ltd.,
参照：https://taskworld.com/ja/pricing/

Bitrix24

Bitrix24は、無期限のフリープランが設けられています。無料プランでは、ユーザー数を無制限で追加でき、5GBまで使用可能です。

無料プランだけでも十分な機能を使用できますが、さらなる効果を実感したい場合は、有料プランの切り替えを検討すると良いでしょう。

本ツールは建築、不動産、教育、IT企業を中心に導入されています。

出典：Bitrix24｜Bitrix、Inc.
参照：https://www.bitrix24.jp/

出典：価格表｜Bitrix、Inc.
参照：https://www.bitrix24.jp/prices/

Jira Software

Jira Softwareは、最大10ユーザーまで追加可能な永久無料プランがあります。

有料プランは、スタンダード、プレミアム、エンタープライズの3形態あります。利用料金は、1ユーザー単位で定められています。

本ツールは、煩雑化したタスクの整理に特化しており、製品リリースまでの流れを円滑に進められることを可能にしたプロジェクト管理ツールです。

出典：Jira Software｜Atlassian, Inc.
参照：https://www.atlassian.com/ja/software/jira

出典：価格｜Atlassian, Inc.
参照：https://www.atlassian.com/ja/software/jira/pricing

プロジェクト管理ツールを活用して業務を効率化しよう

ここまで、プロジェクト管理ツールを選ぶポイントと無料で使えるプロジェクト管理ツールを紹介しました。

プロジェクト管理ツールは各社によって仕様が異なるため、ユーザー数やプロジェクト数、操作性などをしっかり比較し、自社の業務に適したツール選定をすることが重要です。

自社に合ったプロジェクト管理ツールを活用して、業務効率の向上を目指していきましょう。